› LOCUS › 2022年02月01日

2022年02月01日

2022年2月1日 近江の文化

 「近江の文化」の授業を担当される旅行作家西 本 梛 枝先生の第一日。 
 この時期、密になるかもしれない教室でしたが、事務局の計らいで余裕のある教室に変更されて、授業が始まりました。

 授業中の風景です。


・第一回 オリエンテーション「近江の文学的風土」
 授業を座学の3日は午前午後に分け6回、校外学習を2日、発表会を1日とする大枠が組まれていました。
 今回は全体の授業を俯瞰する為、各授業について説明されました。
 新学期に入る四月から第一、第三木曜日に授業の日が変更されていることに注意。
 ・県外からみた滋賀県の特徴について3つの切り口から
  近江は「水の国」の視点から
  近江は「道の国」の視点から
  近江を5つのエリアに分けたその特徴
   ①湖北(琵琶湖の北方)
   ②湖東(琵琶湖の東岸~鈴鹿山脈)
   ➂甲賀(東海道に沿う旧甲賀郡)
   ④湖南(大津市、草津市、守山市、野洲市、栗東市)
   ⑤湖西(琵琶湖の西岸)

・第二回 近江が関連する文学作品
 第一回で分けた5つのエリアに関連する作品を挙げ、主な作品のあらすじと先生の感想を紹介されました。
 ①湖北
  井上靖「星と祭」、大佛次郎「宗像姉妹」、小西健之助「海峡の虹」、深田久弥「日本百名山」、谷崎潤一郎「盲目物語」等
 ②湖東
  水上勉「湖の琴」、石川達三「稚さなくて愛を知らず」、平岩弓枝「日野富子」、井上靖「額田女王」、舟橋聖一「花の生涯」、海音寺潮五郎「蒲生氏郷」、井原西鶴「西鶴織留」等
 ➂甲賀
  水上勉「しがらき物語」、岡本かの子「東海道五十三次」、森鴎外「小倉日記」
 ④湖南
  永井路子「雲と風と」、吉村昭「ニコライ遭難」、松尾芭蕉「幻住庵記」等
 ⑤湖西
  井上靖「平野シャクナゲ」、童門冬二「中江藤樹」、城山三郎「一歩の距離」、五木寛之「蓮如」等

・4月21日の「まとめ」について
 4月21日に予定されている「まとめ」の手順、目的、並びに発表の指針についてプリントが配布されました。
 一人当たりの発表時間が8分見当となっていますが、粕谷先生の授業の発表会での経験からすると、休憩、コメント等が考えると6分を目安にするのが適当かと思われます。


文責 山本 眞

  

Posted by 43期地文 at 18:35Comments(0)選択科目