2023年04月10日
2023年2月・3月酒造見学<課題別学習オープン参加>
美冨久酒蔵見学とその後の酒蔵見学紹介
課題グループが「近江の伝統と技、未来につむぐ」<日本酒>の調査研究の為に、寒仕込み真っ最中の蔵元見学をおこないました。新酒も頃合いです。
第一回目は美富久酒造(甲賀市水口町)『美冨久』です。
クラス全員に案内すると、鶴西寺家(カクサイジャー)6人を含む総勢13人、当初は1月25日の予定が、記録的大雪による東海道琵琶湖線の不通事態の為、1か月後、2月22日となりました。

草津線と近江鉄道を乗り継ぎ、到着するや、まずは『カフェ薫蔵』で近江の食材を使ったランチと日本酒飲み比べを頂きました。地産牛・豚のハンバーグやとんちゃん焼きの他に、酒米のごはん、粕汁や「虹鱒の燻製」や「鮒ずし」「永源寺蒟蒻」など日本酒に合う三種盛り付き。


飲み比べは…「無ろ過生酒」や大吟醸等、各々の酒に合うおつまみ3種が付き、また+100円で甘酒等が頂ける等、さすが蔵元直営でした。

その後、酒蔵見学をしました。
案内された場所は天井の高い蔵の二階です。階下に大きな仕込みタンクが並んでいます。

高度経済成長期には、今の10倍ぐらいの規模で製造していたという、かつての蔵を活用して、見学者の為のスペースが作られていました。

社長さんから、「美福酒造の歴史年表」を見ながら栄枯盛衰の日本酒の歴史とそれに伴う美冨久酒蔵さんの経営努力をお聞きしました。

見学者からの質問
等、皆さんの鋭い質問にも的確に答えていただき、酒造りへの展望と情熱が伝わりました。

最後は、試飲酒を頂いて、それぞれ気に入ったお酒を買って帰りました。Hさんの夫さんが大喜びだったそうです。
3月3日(金)松瀬酒蔵(竜王町)『松の司』
料亭・レストランでも人気のリスト銘柄。ここは、特定店しか卸されず、蔵見学も一般にはされていません。私たちは特約店「リカーズ・サンク」の計らいで見学が実現しました。社長さんから、「ワインがその土地を大切にしてブランド化しているように、私たちはこの地域にあるものだけを使い、地域の土壌から生まれたもの、食べているもの、歴史的なもの、新しいものを使っている。それが竜王町ブランドを広めていくことにつながる。」
とおっしゃったことがとても印象的で、今や竜王町の中心産業となっています。
酒米は、山田錦は兵庫県東条と竜王町の地元農家とこだわりの契約栽培。



竜王町土壌は地区により粘土層から赤土・砂層に分かれ、それぞれ味わいが異なり、「土壌別仕込み」をされている。最後に酒米の違い・精米歩合の違いと色々な種類のお酒を試飲させて頂きました。


その後は、日野でランチをしながら、「リカーズ・サンク」さんから「小売り店」からの日本酒の歴史や現状のお話を聞かせて頂きました。お店ではしばらくお買い物タイム、「松の司」・ワインの酒類や雑貨などを買い求めました。一日大変お世話になりました。感謝です。
3月24日(金)
上原酒造『不老泉』&川島酒造『松の花』(高島市新旭町)
新旭町は比良山系から琵琶湖に流れる安曇川のデルタ地帯で、「生水の郷」としてきれいな水に恵まれた地域です。
蔵内にその湧き水があります。

この日もまたもや列車トラブルで山科駅で4人が足止め2時間のハプニング、残念なことに上島酒造見学は2名だけで行きました。

自社精米機・蔵に住みつく天然酵母で酒母つくり・木樽の甑・天秤絞りと昔ながらの手法を続ける全国的にも珍しい「酒蔵の原風景」でした。
天然酵母との共存、目に見えないだけに大変です。ここも若い世代の社長さんですが、手間暇かける酒造りへの信念が受け継がれています。
見学の御礼代わりにと各々買った『不老泉』は、偶然にも、4月3日のクラス活動の宴の酒となりました。




昼過ぎ、残りのメンバーが到着。
予約していたお食事処「美松」で先ずは色々な疲れを癒しました。


川島酒造見学

針江地区は、網の目状に流れる安曇川の湧き水を『川端(かばた)の水』と言って、各家庭内に引き込み現在も生活用水と使われています。ちょうど観光バスが着き、この水環境と蔵元見学に来られました。

社長さん自ら、DVDによる米と酒造りの一年や「日本酒の文化」について、まさに地域文化を語っていただきました。




課題グループが「近江の伝統と技、未来につむぐ」<日本酒>の調査研究の為に、寒仕込み真っ最中の蔵元見学をおこないました。新酒も頃合いです。
第一回目は美富久酒造(甲賀市水口町)『美冨久』です。
クラス全員に案内すると、鶴西寺家(カクサイジャー)6人を含む総勢13人、当初は1月25日の予定が、記録的大雪による東海道琵琶湖線の不通事態の為、1か月後、2月22日となりました。


草津線と近江鉄道を乗り継ぎ、到着するや、まずは『カフェ薫蔵』で近江の食材を使ったランチと日本酒飲み比べを頂きました。地産牛・豚のハンバーグやとんちゃん焼きの他に、酒米のごはん、粕汁や「虹鱒の燻製」や「鮒ずし」「永源寺蒟蒻」など日本酒に合う三種盛り付き。


飲み比べは…「無ろ過生酒」や大吟醸等、各々の酒に合うおつまみ3種が付き、また+100円で甘酒等が頂ける等、さすが蔵元直営でした。

その後、酒蔵見学をしました。
案内された場所は天井の高い蔵の二階です。階下に大きな仕込みタンクが並んでいます。

高度経済成長期には、今の10倍ぐらいの規模で製造していたという、かつての蔵を活用して、見学者の為のスペースが作られていました。

社長さんから、「美福酒造の歴史年表」を見ながら栄枯盛衰の日本酒の歴史とそれに伴う美冨久酒蔵さんの経営努力をお聞きしました。

見学者からの質問
・能登杜氏と但馬杜氏に違いはあるのか
・どんな酒米をつかっているか、
・温暖化による酒米の栽培の影響・対策は?
・海外輸出はどれくらいの割合か
・日本酒の需要はこれから?
等、皆さんの鋭い質問にも的確に答えていただき、酒造りへの展望と情熱が伝わりました。

最後は、試飲酒を頂いて、それぞれ気に入ったお酒を買って帰りました。Hさんの夫さんが大喜びだったそうです。
3月3日(金)松瀬酒蔵(竜王町)『松の司』
料亭・レストランでも人気のリスト銘柄。ここは、特定店しか卸されず、蔵見学も一般にはされていません。私たちは特約店「リカーズ・サンク」の計らいで見学が実現しました。社長さんから、「ワインがその土地を大切にしてブランド化しているように、私たちはこの地域にあるものだけを使い、地域の土壌から生まれたもの、食べているもの、歴史的なもの、新しいものを使っている。それが竜王町ブランドを広めていくことにつながる。」
とおっしゃったことがとても印象的で、今や竜王町の中心産業となっています。
酒米は、山田錦は兵庫県東条と竜王町の地元農家とこだわりの契約栽培。



竜王町土壌は地区により粘土層から赤土・砂層に分かれ、それぞれ味わいが異なり、「土壌別仕込み」をされている。最後に酒米の違い・精米歩合の違いと色々な種類のお酒を試飲させて頂きました。



その後は、日野でランチをしながら、「リカーズ・サンク」さんから「小売り店」からの日本酒の歴史や現状のお話を聞かせて頂きました。お店ではしばらくお買い物タイム、「松の司」・ワインの酒類や雑貨などを買い求めました。一日大変お世話になりました。感謝です。
3月24日(金)
上原酒造『不老泉』&川島酒造『松の花』(高島市新旭町)
新旭町は比良山系から琵琶湖に流れる安曇川のデルタ地帯で、「生水の郷」としてきれいな水に恵まれた地域です。
蔵内にその湧き水があります。

この日もまたもや列車トラブルで山科駅で4人が足止め2時間のハプニング、残念なことに上島酒造見学は2名だけで行きました。

自社精米機・蔵に住みつく天然酵母で酒母つくり・木樽の甑・天秤絞りと昔ながらの手法を続ける全国的にも珍しい「酒蔵の原風景」でした。
天然酵母との共存、目に見えないだけに大変です。ここも若い世代の社長さんですが、手間暇かける酒造りへの信念が受け継がれています。
見学の御礼代わりにと各々買った『不老泉』は、偶然にも、4月3日のクラス活動の宴の酒となりました。




昼過ぎ、残りのメンバーが到着。
予約していたお食事処「美松」で先ずは色々な疲れを癒しました。


川島酒造見学

針江地区は、網の目状に流れる安曇川の湧き水を『川端(かばた)の水』と言って、各家庭内に引き込み現在も生活用水と使われています。ちょうど観光バスが着き、この水環境と蔵元見学に来られました。

社長さん自ら、DVDによる米と酒造りの一年や「日本酒の文化」について、まさに地域文化を語っていただきました。



琵琶湖の注ぐ37%が安曇川水系からである事、その水は30年前に地面に浸み込んだ比良山系の伏流水であることなどをお聞きし、あらためて、日本酒は贅沢な自然の恵みであると実感しました。そして今降り注いでいる水が、30年後もこのきれいなカバタの水質や水量が変わらないことを願いたいと思います。

帰路の湖西の山々には、こぶしの花木立が点々と続き、三井寺疎水の桜はもう八分咲き、春爛漫でした。
2025年3月25日早春の京都迎賓館と京都御所
2025年2月7日(金)43期、44期交流会
2025年1月29日新春の京都を散策
2024年12月17日忘年会
令和6年11月26日クラス活動 秋の貴船神社&鞍馬寺を散策
2024年10月25日クラス活動 犬山城-ひつまぶし‐青塚古墳を楽しむ
2025年2月7日(金)43期、44期交流会
2025年1月29日新春の京都を散策
2024年12月17日忘年会
令和6年11月26日クラス活動 秋の貴船神社&鞍馬寺を散策
2024年10月25日クラス活動 犬山城-ひつまぶし‐青塚古墳を楽しむ
Posted by 43期地文 at 00:15│Comments(0)
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