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2023年06月16日

2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~

湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~
講師 旅行作家 西本梛枝先生

2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~


ビアンカは琵琶湖最大の客船、定員458名で、今回我々草津校の2学年が乗船しても、船内はゆったりしています。
波が穏やかで、岸から眺める琵琶湖と湖上から見る琵琶湖・近江の景色は違い、悠々たる気分が味わえました。
13時30分に出航すると、2班に分かれ、地文は前半に「自由行動」で乗船を楽しみ、後半に「講義」を受けました。
2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~
2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~

「自由行動」の時間にはレイカディアえにしの会のボランティアによるコンサートでおもてなしがありました。
2階では、『デュオ湖風音(コブネ)』の皆さんのヨシ笛とギター演奏、4階では、女性コーラス同好会『コール笑夢(エム)』の皆さんの合唱2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~

講義は、一年生の2月から4月、「近江の風土的文化」で講義を受けた旅行作家・西本梛枝先生。テーマは『びわこの文化・近江の文化~琵琶湖に目を向けることで近江がみえてくる~』
西本先生の、近江の風土をこよなく愛されるお言葉が、湖上の眺めと同じ波長で、とても心地良い学びの時間でした。
2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~

以下、先生の講義のお言葉を書き上げます。
琵琶湖の440万年前にできた湖底が今も動いている。
琵琶湖の風「湖陸風」と「おろし」や「琵琶湖の湿気」…人はその土地と一番マッチした暮らし方をする「土地の文化」「伝統産業」がある
2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~
近江は淡海とも書く。サンズイに火がふたつ炎は、空に雲がある夕方から、太陽が溶け出しているように見える光景ー情緒的
文化とは《前向きな発想》のところに生まれる

松尾芭蕉は近江の自然を愛し、多くの俳句を詠んだ。先生の好きな句、「五月雨に鳰の浮巣を見に行かむ」
風土という言葉が好きである。
2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~

俳優・江守徹ー石田三成をどう演じるかを考え長浜市の石田村に行った。
今ある風景が抱えている風土。その人たちに流れている、めくってもめくっても辿り着けない風土が流れている

日本人ー自然といっしょにあゆむことで心地よい暮らしを生み出す。
2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~


勝海舟は、近江商人塚本定次を「100年先を見て仕事をする男」と讃えた。
近江ー共に生きる作法を持つ。そこに近江の風土がある。 講義は以上でした。
2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~

講義が終わると、写真撮影やお話に先生は引っ張りだこ。
2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~
あっという間の2時間でした。
2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~
下船後、西本先生もお誘いして親睦会場へと移動し、大いに盛り上がりました。
2023年6月9日 湖上散歩~近江の文学・歴史・風土を学ぶ~


                                                        (文責 西田)





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