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2022年05月13日

2022年5月13日高齢者をターゲットとした悪質商法の手口と対処法

 高齢者をターゲットとした悪質商法の手口と対処法
 講師:滋賀県消費生活センター 消費生活相談員 藤井 永都子 先生

 滋賀県消費生活センターが彦根駅の近くにあり、電話188(全国一律最寄りのセンターに繋がる)は年末年始祝日、日曜を除いて9時15分~16時まで受け付けするとの話から始まりました。
 まず、消費生活センターがサポートできる範囲を明確にされ、実際の被害額が2020年全国で4兆円弱、相談件数が100万件弱であることの紹介から始まりました。
 


 次いで契約の概念の説明があり、最近の詐欺の事例を挙げられました。
 インターネット関連での被害も多く、対処法についても紹介されました。 
  おかしな画面になったら強制終了する(電源ボタンを長押し)。
  それでもダメな時は販売店、PCメーカー等に直接指導を受ける

 クーリングオフの期間契約書を受け取った日を含めて
  訪問販売・電話勧誘販売の場合、8日間
  マルチ商法・内職商法の場合、 20日間

 実際にクーリングオフの場合のはがきの書き方を実習し、ポストではなく郵便局窓口で記録が残る「特定記録郵便」、「簡易書留」で出すことが重要であるとの事でした。

 寸劇、ビデオで実際を再現され、訪問販売、商店での買い物、通信販売での買い物東野事例をあげクーリングオフが可能かどうかの確認も行いました。

 消費生活センターと長期間連絡が取れない、年末年始には特に気を付けて買い物をする必要があると肝に銘じました。


文責 山本 眞
  

Posted by 43期地文 at 20:55Comments(0)基礎講座

2022年04月23日

2022年4月22日校外学習(比叡山延暦寺)

日時:令和4年4月22日(金) 9:50-15:10
場所:比叡山延暦寺
予定:午前 行者道体験、午後 藤波大阿闍梨法話
参加予定者は全員定刻に集合しました。
写真は駐車場から会場の延暦寺会館に向かうところです。


延暦寺会館で本日の予定を聞いて行者道体験出発です。 その前に集合写真。


出発直前にも説明を聞きました。


歩き始めは石南花も咲いていて快適な歩きになりました。




浄土院前ででこれからは1列で歩く厳しい道になるとの説明を受けました。


浄土院の右手から厳しい道


この橋は最後部分が滑りやすく注意が必要でした。


常行堂、法華堂の間を釈迦堂


釈迦堂への下り階段は滑りやすく、特に注意が必要でした。
釈迦堂前で延暦寺会館に戻る道筋等の説明をうけました。


普段は歩行者が使ってはいけない車道を特別に使わせていただき、片側を一列になった歩きました。


東塔、阿弥陀堂前の枝垂れ桜の前で集合写真。


延暦寺会館に戻り昼食を頂きました。


昼食は弁当でした。。。


午後は藤波大阿闍梨の法話を聴きました。
肌ツヤも良く若々しい印象を受けました。 修業時代の話を含めて親しみやすい口調で話していただきました。
午前中に体験した行者道は結構厳しい道と思ったのですが、優しい道と仰ってビックリしました。
千日回峰行700日目から始まる9日間の絶食、絶飲、不眠、不臥の堂入りについても話され、その厳しさが伝わってきました。
幾つかの質問に全て真摯に答えられ、祈祷、御加持を受けました。

比叡山での午前午後の体験は得難いものでした。

大村さん、奥村さん、高木さん、西田琴子さんが撮られた写真も使わせていただきました。 ありがとうございました。

文責 山本 眞

  

Posted by 43期地文 at 18:55Comments(0)基礎講座

2022年04月08日

令和4年4月8日必修講座・『外国人の人権について考える』・『近江の万葉集』

午前『外国人の人権について考える』   
喜久川先生 
 

 日本に在留している外国人が日本の人口の2%強、滋賀県の場合はそれより少し多い割合であることから授業を始められました。
国ごとの外国人数も同様に示されましたが、全国では中国が一番多く、滋賀県ではブラジル人が多いことも示されました。
 写真は授業風景です。


 在留資格別の外国人の数も示されました。
 次いで、外国人の差別について言及され、差別用語を例を挙げて説明されました。

 先生ご自身が開設されている多文化共生支援センターについて話されました。
 外国人と親しくなるための一つの行動として握手が有用であるとのこと。
 事業として行っているのは
 ・コミュティレストラン
 ・生活相談
 ・日本語教室「虹」
 ・介護
 ・多文化子ども食堂
 ・等々
 実際に外国人が困った状態になった時の対応も例をもって話されました。

 最後にウクライナから避難してこられた家族支援金のサポートをお願いされました。

午後『近江の万葉集』   
いかいゆり子先生 
 
 最初から飛び出した関西弁での授業は笑いを伴い眠気を飛ばしてしまいました
 ご自分の著書の紹介から始まり、万葉集について簡単に紹介され、滋賀県内の市町村別に万葉碑の数も紹介されました。
 写真は授業の風景です。


 次に京都新聞に依頼されて解説された万葉集の歌について話されました。
 また、万葉集の歌碑のある場所を、行きたくなるような紹介をされ, 額田王と大海人皇子との歌のやり取りの背景も面白く紹介されました。
 途中から近江の国宝の話になりましたが、脱線した話も中山道での出来事を含めて面白く聞くことができました。
 滋賀県の国宝の数は先生方式で数えると大阪を押さえて日本第4位とのこと。
 国宝の紹介していただき興味深く聞かせていただきました。

 
文責 山本 眞
  

Posted by 43期地文 at 21:58Comments(0)基礎講座

2022年03月25日

3月25日 地域活動体験学習関連の必修授業

 午前
地域活動体験学習ガイダンス
 まず、事務局から、学習の目的、提出物、学習スケジュールについての説明の後、市町村社協ボランティアセンター訪問日の紹介等がありました。
 次いで42期生から5件の活動報告がありました。

 

 自分でボランティアグループを立ち上げられた方、地元の福祉作業所での経験をされた方、目が不自由な状態で行ったまちづくり協議会での広報のボランティアをされた方、レイカディア大学の同窓生とボランティアを行った方、卓球を通して障碍者の方と交流するボランティアを行った方から報告がありました。 ボランティアをされ、達成感も十分かじられたのでは?と思いました。

ボランティア相談会では居住地域ごとに分かれて、ボランティアセンターを訪問する日を決めました。

 午後
 まちづくり活動基本講座~地域文化とまちづくり~
     すみよいまち&絆研究所代表 奥野先生
 自己紹介後、最初からまちづくりを目指して活動するのは難しい。 活動した結果が振り返ったらまちづくりになっていたという活動が大事とのことでした。
 まちづくりに大事なのは地域力であり、その概念は
 地域資源の蓄積力 X i地域への関心力・参加力 X 地域の自治力
 であり、本日は知己資源の蓄積力について、居住環境・コミュニティ・文化、教育、生活施設等について例を挙げて分かりやすく 授業を進められました。
 最後のワークシートを使っての実習は実際にボランティアをするにあたって役に立つものだと思われました。


 文責 山本 眞


  

Posted by 43期地文 at 22:23Comments(0)基礎講座

2022年03月22日

2022年3月22日ボランティアの日

 びわこ文化公園でのボランティア作業を予定していましたが、残念ながら天候不順で中止となりました。

 午前中はボランティアの日に合わせたの以下の授業でした
 「高齢者とボランティア
~レイカディア大学での学びを生かしたボランティア活動~
          NPO YORISOI 代表 岡部様

 岡部先生の自己紹介は、少年時代から始まり高校、大学、社会人、退職後と続き、レイカディア大学の入学のいきさつまで紹介していただきました。 38期生園芸学科に入学されました。


 岡部先生のボランティアの経歴、滋賀県が日本で一番ボランティアしている人の比率が高いことを紹介され、主に女性が主役であることを表を使って紹介されました。


 ボランティアの目的と成果についてはする側も受ける側も良いwin・winの関係が良いと話され、ボランティアのタイプの適正試験があることを紹介されました。
 レイカディア大学の理念について再確認し、授業だけでは十分ではなく知識、技能を醸成させる必要性を強調され、その方法も話されました。
 5年前にご自身で始め代表をつとめられている福祉・環境保全関連のNPO YORISOIの活動、ついて設立から方針立案運営も含めて話されました。


 子供に寄り添う子ども食堂


 5年経って、高齢化によるメンバーの減少に苦慮されているが、子ども食堂、無農薬野菜を定期的に無償で提供する活動など素晴らしい活動をされていることが分かりました。
 今は財政的に苦しいとのことでしたが、さらなる発展を期待したいと思いました。

 
文責 山本 眞
  

Posted by 43期地文 at 21:58Comments(0)基礎講座

2022年02月25日

2022年2月25日 午前必修講座・近江の聖徳太子

「近江の聖徳太子」    
大沼先生 
 

 聖徳太子が亡くなって1400年ということで、昨年来日本各地行われている聖徳太子1400年遠忌 にちなんた催し、展示会等があり興味のある授業でした。
 前半はなぜ近江に聖徳太子ゆかりと言われている神社仏閣が多いのかについて、資料に基づいて教えていただき、後半は実際に聖徳太子ゆかりの寺、仏像について、縁起、絵巻、写真をスライドで見せていただきながらの授業でした。
 写真は授業風景です。
 


 聖徳太子ゆかりの地、神社仏閣が他の地域に比べて多いのは以下の背景があるとのことでした。
 ・最澄が開祖の日本の天台宗は最初弱小宗派だった。
  南都六宗に対抗して、信者を増やすことが生き残りに繋がるため、法華経の日本の大家だった聖徳太子を同じく詳しかった中国の大家の慧思の生まれ変わりとし、その弟子が中国天台宗の始祖だったことを使って、日本の天台宗の格付けを上げようとしていた。
 ・最澄の弟子光定の頑張り
  光定が聖徳太子の名前を活用天台宗の普及に尽力し、成果を上げた。
 ・鎌倉仏教の台頭で苦戦
  最澄が聖徳太子の生まれ変わりとして、信者が離れることを防せごうjとした。
  鎌倉時代になって、初めて近江に聖徳太子ゆかりの寺社仏閣が登場

 後半の授業では実際に先生が訪れた寺社仏閣の、縁起、絵巻、仏像、写真等使っての授業で興味深く聞くことができました。
 百済寺、吉祥寺、長命寺、瓦屋寺、金剛定寺等で、御開帳時などにはお参りしたいと思いました。

 
文責 山本 眞
  

Posted by 43期地文 at 21:45Comments(0)基礎講座

2022年02月18日

2022年2月18日必修講座・ヤングケアラーについて・SDGsと私たちのくらし

2月18日、都合によりリモートで受けました。
 Zoomを使った授業で、前日に事務局からZoom授業へのリンク+会議番号、パスワード、使用する資料がpdfで送られました。
・ヤングケアラーについて  斎藤 先生
 午前の授業の画面です。
 今回も、メインの画面とvideo画面双方を表示するようにしました。 音声はやや小さいながら十分でした。


 最初、先生ご自身の紹介から始まり、ケアラー全体の課題を取り上げ、問題点を明示。
  ・男性ケアラー
  ・ことも、若者(ヤング)ケアラー
  ・ワーキングケアラー

 後半は解決への道を話されました。
  ・ケアラーの立ち位置・視点
   家族ゆえのシンドさ(逃れられない)の理解
  ・ケアラー支援のポイント
   ケアラーの社会的弱性に対応
    ・問題解決の主体を【個】から【社会】へ
    ・家族まるごと支援

 簡単には解決できない社会課題へのアプローチについて理解しつつ、自分たちの課題でもあることが理解できました。


・SDGsと私たちのくらし   神澤 先生
 午後の授業の画面です。


 ・SDGs(Sustainable Development Goals)のの全体像
  17の目標をいくつかある中、5つに分けたモデルで説明、日本の状況についても説明されました。
  ・Poeple(人間)、Prosperity( 繁栄)、Planet(地球)、Peace(平和)、Partnership(パートナーシップ)

私たちのくらしとSDGs
  食品ロス(日本 600万トン、家庭系 276万トン、事業系 324万トン)
  日本の食料自給率カロリー37% 金額67%
対策
 消費と破棄の場面を考える 
  元南極観測隊調理隊員
   ゴミは全て日本持ち帰る
   食材は使い切る ゴミを徹底的に減らす
   排水をできだけ汚さない
  無理はしないで意識する
 買い物で協力
  Fare Trade(フェアトレード)マーク付き商品 
  WFP(World Foof Plan)マーク付き商品
  地産地消、応援消費等
  エコマーク
  FSCマーク
  MSCマーク
  等々
SDGsへのいろんなアプローチがあることが理解できました。

文責 山本 眞

  

Posted by 43期地文 at 15:00Comments(0)基礎講座

2022年01月29日

2022年1月28日必修講座

 新型コロナ感染症拡散防止の一環で、密を避けるため通常の必須講座を大教室とリモートの研修室の二つに分けて受けました。
 前回同様43期地文学科はリモートの研修室でした。

・くらしとお金を考える    小野先生
 ~人生100年時代の備え方~

授業の画面です。


 収入と支出を明確にし、キャッシュフローを作成し生活を組み立てることが大事との視点、並びに気を付けなければいけない点を例を挙げて話されました。

・収入について
 ・各種年金
 ・貯蓄取り崩し
 ・働いて得る収入
 ・その他(不動産、有価証券、遺産等)
 公的年金の平均のを挙げられましたが、自分の場合を知っておくことが重要

・支出について
  65歳以上の家庭の消費支出の平均を説明。 でも自分の場合を知っておくことが重要
 ・家計改善術
  固定費(携帯代、保険、ローン等)の見直し
  思い立ったら早めに行動
 ・医療費、介護費、介護住居費
  各々、家庭の平均を使って説明されたが、以下がポイントのとのこと
  医療費:心配し過ぎない
  介護費:心配し過ぎない
  介護にかかわる住宅費:早くから意識しておくこと
   負担が大きい自宅介護は現実的ではない


・キャッシュフロー表
  家計簿(大まかでよい)を何か月間かつけて、それを元に作る。
  日本FP協会等のサイトで無料のソフトが準備されている。

・エンディングノート
  本人の思いを伝えるのによく、書いた後スッとしたとの話もあるが、遺産分配等には効力がない。
  遺産分配に関することは遺言書を作成しなければならない。

・忘れがちなことト
 生命保険等の受取人(すでに亡くなっている場合等は受取人の変更をしておかないと、受取がややこしく、時間がかかる)
 遺言書:自筆遺言書保管制度が法務局にある。 活用費用も安く、信頼でき、確実。


文責 山本 眞

  

Posted by 43期地文 at 09:48Comments(0)基礎講座

2022年01月16日

2022年1月14日必修講座

今年初めての授業がありましたが、都合によりリモートで受けました。
流行りのZoomを使った授業で、前日に事務局からZoom授業へのリンク+会議番号、パスワード、使用する資料がpdfで送られました。
Zoomに入った途端、テレビの音声が流れていました。 参加者のマイクの状態を見るとお一方がミュートにされていませんでしたので、チャット機能を使ってミュートにするようお願いしました。 授業前の二度目のメッセージに気が付かれて、ミュートにされ間に合いました。

・オーラルフレイル予防  大谷先生
午前の授業の画面です。


今回は、メインの画面とvideo画面双方を表示するようにしました。
時折先生の声が聞きづらいこともありましたが、大きな問題はありませんでした。
・口内を清潔に
 定期的な歯科検診
 適切な歯磨き(歯ブラシ、歯間ブラシ等々の使用)
 歯の表面を舌でチェック
・唾液をしっかり
 口腔体操を含む体操
 早口言葉
 唾液腺マッサージ
 等々
・口内を清潔に保たないと
 肺炎等種々の感染症に罹患する可能性が。。。

これからの時間の使い方  松尾先生
10万時間
 60歳から80歳まで自分の時間は10万時間ある
 この10万時間をどのように使うか。。。
繋がり
 近くの人と2~3人のグループになり話し合い
  (リモートの場合はチャットで)
 例題:平均年齢は?等の話題で話し合う
お付き合いの仕方
 事象・人の見方を負の表現から正の表現に
 何でもできるを実は。。。できないところを見せる
 お願いするときの言い方に工夫
 一笑一若・一怒一老

初めてのリモートでの参加はコーヒー等を飲みながらも視聴でき思いのほか良かったと思われました。

文責 山本 眞



 
 
 
 


 
  

Posted by 43期地文 at 09:38Comments(0)基礎講座